宮城県造園芸協同組合

　宮城県造園芸協同組合は、宮城県内で造園業を生業とする造園業者で組織する事業協同組合であります。

　組合の主な事業は、地球環境への貢献（SDGｓ）という観点に立脚した植物廃材のリサイクル推進事業並びに緑美しい県土緑化の創造と保全に向けて、官公庁のみならず民間からの要望による緑化工事及び管理業務の共同受注事業を行っております。

　まず、植物廃材リサイクル事業につきましては、これまで仙台市が発注する街路樹の剪定業務で発生する剪定枝をチップ加工処理し、仙台市堆肥化センターにおいて、堆肥の処理過程で必要な乾燥調整材としてリサイクルするものでした。しかし、それ以外の植物廃材は、すべて焼却処理になっていたことから、平成30年8月に「植物廃材リサイクル推進検討委員会」を設置し、令和7年度を目途に仙台市内の都市緑化から発生する植物廃材の全量リサイクルに向けて仙台市と連携しながら取り組んでおります。

　また、共同受注事業につきましては、公園・緑地工事等の激減や激化する受注環境に加えて、東日本大震災の経験を踏まえ、災害時の役割や公園・緑地の点検・維持管理等「地域における安全安心・維持管理のパートナー」を担う包括的発注の受け皿として、鋭意取り組んでいるところであります。

　今後とも、関係行政当局の指導の下、組合に寄せられた時代のニーズと期待に応える取り組みを着実に推進してまいる所存であります。